ブライダル業界へ転職した友人の話
そんな将来性を見こしてか、周囲の人を喜ばせることが大好きな友人が、「一生続けていける仕事がしたい」といって選んだのが、ブライダル業界でした。当時、彼女自身結婚をしたばかりで、自分の結婚式を担当してくれたコーディネーターさんとの出会いが、とても印象的だったようです。
限られた打ち合わせ時間の中で、細かなことまで丁寧に希望を拾い上げて「最高の思い出をつくりましょうね!」と、できる限りのアイデアを出してくれたコーディネーターさん。結婚式当日の思い出と同じくらい、一緒に計画を立てたことが、鮮やかに思い出されるとか。「多くの幸せに関われる、こんなに幸せな仕事はない」という言葉と大きな笑顔に、心が動かされたようです。
もうひとつ彼女にとって魅力に思えたのは、そのコーディネーターさんが子育てを終えて復帰されていたということ。彼女自身、将来的に子供を産みたいと考えながら、出産後の仕事復帰も強く希望をしていました。けれども、それまで彼女が属していた会社では、ほとんどの女性が結婚とともに職場を離れ、出産後に復帰する女性はいなかったそうです。
現在、彼女は2度の産休を経ながら、ブライダルの現場に復帰し、忙しい毎日を送っています。今ではリーダー的な存在となり、会社からの信頼も得て、ますます張り切っているようです。
そんな彼女も、ブライダル業界へはまったくの未経験で飛び込みました。実際にどんな風に転身をはかったのか、ご紹介しましょう。